なぜ日本人は英語ができないのか

こんにちは、八王子市の英語塾、LAA英語スクールの講師、捧 慶太です。

 

「なぜ日本人は英語ができないのか?」こんな議論がここ何十年もなされていると思います。なぜなんでしょうね?いろんな理由があるとは思いますが、私が思う1番の理由は単純だと思います。

それは「皆さん大して勉強してないからです」

みんな大して勉強していないんですよ。有名大学に通う英文科の学生も、もちろん英語講師であっても。大して勉強していない。というか、「全然足らない」と言ったほうが適切ですかね。

例えばネイティブ、彼らは生まれた時から英語に触れています。おんぎゃあと生まれた赤ん坊は、その日から約1日15時間、起きている間はずっと英語に触れています。(赤ん坊は寝ることが仕事というのは置いておいて)

1日で15時間、10日で150時間、1ヵ月で450時間、1年で約5000時間です。

一方私たちは、一般的に小学生から英語に触れ始めます。週に数時間の授業、予習、復習をしたとしても、多くの人が10日で15時間程度でしょう。受験生でもない限り、勉強をしない日もあるし、英語の授業がない日もあります。1日平均1時間30分くらいですね。

10日で15時間ということは、1ヵ月で45時間、1年で約500時間です。

これを10才から大学受験までのおよそ8年間続けて、約4000時間、高校受験、大学受験時に英語の勉強量を増やしたとしても、約5000時間です。

つまり、普通に勉強していれば、大学生になった時に、おおよそネイティブで言うところの「1歳児」というわけです。

 

偉そうなことを言わせていただくと、皆さん小学生からずっと英語を勉強しているというだけで、自分を過信しすぎだと思います。なぜか自分は英語を10年間も勉強したのだからできる、と思い込んでいます。ですが私たちはまだまだ歩けもしない、もしくはヨチヨチ歩きの赤ん坊にすぎないと思います。よくて私のように、幼稚園児から小学生程度です。

私たちは、私自身も含めて、自分が思っているほど大したことないのだと思います。逆に私たちは、ちゃんとネイティブの赤ちゃんと同じくらいの英語力は、勉強した分だけちゃんと身についているということです。

 

もちろん、これはおおざっぱな計算ですし、これを覆しより効率がいい勉強法を提案するのが私の仕事である、そして英語教育が私たちの英語力が低い1つの原因であることも間違いではないと思います。

それでも、本気で英語力を伸ばしたいのであれば、全然足りない、そして自分を過信してはいけない、これを理解してはじめてスタートが切れるのです。

まだまだ中学生にもなれていないだろう私が、偉そうに言わせていただきました。しかしこれだけは忘れてはいけません。そしてこれを胸に、我々は頑張る必要があるのです。

 

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